社外品のセルモーターの恐怖
2014年7月16日
フュージョンのセルが動かないという修理が入ってきました。
バッテリー上がりかと思いましたが、電圧に問題なし。カチカチとセルリレーの音もします。
手持ちのセルモーターを付けてみたところ動作。
話を聞くと「半年くらい前に自分でセルモーターを交換した」とのことでした。
早々にブラシが減っているのかと思い開けてました。
なんじゃこりゃ!? ブラシが削れ過ぎてほとんど残っていないどころかスプリングが外れておまけに金具でできてないといけない部分がプラスティックでできています。 (画像ではわかりませんが、、)純正のセルモーターを入れたか尋ねたところ4千円程度のセルモーターを入れたとのこと。
ブラシの注文もできないし、ブラシの交換を前提にしていない使い捨ての設計としか思えない。
アーマチュアコイルのブラシとの接点の減りも異常。この減りで数千キロらしいです。純正では考えられない減りの速さ。
純正と比べてコイルの巻きも少なく樹脂のコーティングもしていない。
予算がないとのことでしたので、今回は程度のよい中古純正セルモーターがありましたのでブラシを新品にして入れました。
後から調べてみると大手通販サイトやオークションなどで大量に出回ってますね。
買う方は“安かろう悪かろう”をよく理解していないおといけませんね。 安全性にも疑問符がつきます。
バイク屋に「セルモーターを新品に交換してそれほど時間が経っていないから原因はセルモーターではないと思います」なんて伝えたら工賃が増えてトラブルに原因になりかねません。