フカしまくった車体のクラッチ
2014年7月13日
今回は盗難されて発見されてバイクのクラッチの紹介です。
VT系エンジンのクラッチです。
始動後、ギアを入れてクラッチをつないでも全く動かないという症状でした。盗難戻りということでしたし、クラッチを外してみました。
パッと見は問題ないようみ見えますが、、、
何かのカスがたまっています。
フリクションプレートを見ると、左側のプレートのように完全にコルク部分がなくなってしまっているプレートもあります。コルクが削れたカスがたまっていました。こんなの初めてみました、、、、。
極め付けがこのクラッチハウジングとクラッチセンターの異常摩耗。焼き付きも起こしています。こんなにガッツリ摩耗していたらクラッチ操作も意味を成しません。
凹部分をヤスリで平面に修正するとかの問題ではありませんね。ゴッソリ交換が必要です。
半クラでフカしまくっていたのが容易に想像できます。
通常だと部品代だけで3万は超える修理になります。工賃もけっこうかかります。
盗難されてしまうと外見がボロボロになって帰ってくることも多いですが、中のダメージもあるという例でした。