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ベアリング破損防止のシール交換

本日はスズキのレッツ4のフロントホイールのシール交換です。スズキのフロントホイールベアリングは抵抗を減らす目的かコストを減らす目的かベアリング自体にシールがなく防水性がありません。そのためこのシールが痛むと水分が混入してすぐにベアリングが痛んでしまいます。ゴリゴリなっている車体によく遭遇します。ベアリングだけではなくアクスルシャフトもサビてしまう原因になります。このシールは高い部品でもないので予防策としてこのオイルシール(パーツリスト名称)を交換します。

まずはシール自体を適当な工具で外します。外した勢いで内側の壁を痛めないように角のとがっていない適当な工具を使います。

外れました。 

新品と比べてみると違いますね。

オイルシールのリップ部分と外側にシリコングリースを薄く塗ります。

指で強く押してはめこみました。シリコーングリースを縫っていないと難しいですが、塗ると人力ではめこむことができます。何かしらの工具を使うよりもシールを痛める心配がありません。原付サイズのシールだとこうして手で押し込めることも多いです。これで当分は見ずの混入の心配もありません。

切れた、破れたスクーターのシートの張り替え方法

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いたずらや劣化、転倒などでシートが破れたことはありませんか?
今日はシートの張り替えの方法を紹介してみたいと思います。
そんなに多くの工具もひつようありませんし、張り替えに一度失敗しても何度もやり直すことができます。
特にメーカーでシートの皮だけで部品注文ができず、ベース付のシート丸ごとの注文になってしまい
高額になってしまうような車種の方にはお勧めです。
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必要になる工具です。
DIYだとタッカーをわざわざ買うのかー と思うかもしれませんが、
写真のストレートの製品はアマゾンでも1500円程度(現時点で)で買うことができます。

エアタッカーでなくともこれで十分です。

 

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まずは破れている皮を取り外します。
アイスピックの先が曲がっているL字型に曲がっているような工具がおすすめです。

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針の数が多いので全ての針を途中まで浮き上がらせます。
抜くのはプライヤーで抜きます。

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針が抜けました。

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かぶさっているシートの皮をとります。スポンジは汚いですね。 皮とスポンジの間にビニールが入っていないタイプはこうなり易いです。

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そして、シートの皮を張っていきます。まずは前後をとめます。いきなりココが重要なポイントになります。
うまく真ん中がとれていないと皮が足りなくなったりおかしなことになります。
しっかり引っ張って止めるのがコツです。
初めての方は純正タイプの部品メーカー、NTB社製だとセンターのマークがついており、張り易いですよ。

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初めてだと写真のようにアールの部分にシワが入りやすいです。
シワが入っても針を抜いてまたやり直せばいいんです。

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比べてみると違いますね。シワが入ってしまうと伸び伸びシートを被せただけにみえちゃいますもんね、、、。

 

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裏からアール部分をこんな感じで留めるとシワがはいりません。この辺りは慣れですね。

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シートが張れたら余っている部分をカッターでカットしてます。
カットしてしまうとやり直しが利きにくいのでパイピングや縫い目がある場合は左右対称がよく見比べてからカットしましょうね。

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ジャーン!! できました。所要時間は20分くらいです。
ショップに頼むと通常だと7000円~ って感じでしょうか。
工具代金を入れてもけっこう安くできちゃいますよ。

 

 

 

アドレスV50 開けてビックリ!

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キックが固着したアドレスV50の整備です。

プラグの先がへしゃげたていたのでとりあえずはエンジンを下してヘッドを開けてみます。

載せたままできなくはないのですが、作業がしやすいように下して行います。急がば回れ

 

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ヘッドを外したら何かかポロっと落ちてきました。 バルブの傘の部分でした。

バルブ折れちゃっています。

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ピストンもひどいことに、、、、、、、。

幸いシリンダにキズにはなくクランクケース内は無事なようです。

シリンダ、ピストン、ヘッド  つまりは腰上全部替えてみっかなー、、、、

ヘッドのオーバーホール慣れない人がカムチェーンの取り付け位置を間違えた場合にバルブとピストンが当たってこういうことが起きるんだけど、バラした時はバルブタイミングずれたりしていなかったし、なんでかなー

こりゃ、通常は廃車ですね。

ライブディオ ひどい焼き付き、、、、、

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ライブディオの修理が入りました。すごい音がして、バイクが止まったとのこと。

圧縮がなかった廃棄ポートから見るとキズができてました。バラしてみるとこの通り。

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ピストンの破片が上面にめり込んでしまっています。

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シリンダーもダメでした。

幸いクランクの音などはしていなかったのでリスクの話をしてピストンやリング、シリンダなどの交換をして

無事に復活しました。 慣らし運転がストレスたまるかもですが、2~300kmは必要ですね。

トゥデイの駆動系の部品交換

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まずはエアフィルターをチェックしています。まったくチェックしたこともなかったのかかなり汚れています。

調子を落としてもおかしくないレベルですね。

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交換時エアクリーナーボックスからオイルが出てきました。

オイルを入れすぎてしまった場合によくある症状です。

 

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最高速度が落ちてきたとのことだったので駆動系部品のドライブベルトとウエイトローラーを交換します。

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ドライブベルト比較左が古いベルト 右が新しいベルト

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ベルト内側

左が古いベルト  右が新しいベルト

1mm減っただけで5km最高速度が変わるなんて言われています。

ベルトとウエイトローラーの交換で無事スピード回復しました。