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ジャイロXの分解作業

この日は引き取りしましたジャイロXの分解作業を行いました。

エンジンはダメでしたので、使える部品を取り外していきます。

かなり古いモデルで廃盤の部品もあります。需要があるパーツを外していきます。

画像はジェネレーターという発電の部品を取り外した所です。

 

特に何も聞いておりませんでしたが、駆動系を開いたら大量の鉄粉が、ゴソっと出てきました。

ミッションのベアリングが破損して、それでも無理に乗っていたので、ケースを削ってしまったようです。

もうここまでくると、もう買い直した方が早いですね。

部品と取られたら車体は鉄部品はスクラップ鉄としてリサイクル、表のプラスティックのカウルはマテリアルリサイクルされて製品となります。

電動スクーターの引き取りについて

電動スクーターに関しては引き取りれるモデルとそうでないモデルでハッキリ分かれておりますので、無料引き取りできるかお問合せください。

電動スクーターはけっこう前から中華メーカーなどの車体が輸入されていて、実は古い車体も多いです。

基本的には『国産メーカー以外』の使用に伴うバッテリー(電池)あがりの車体は引き取ることができません。

上画像のLIMA Z-MAXなどは引き取り不可のモデルです。

わからないと思いますので、持て余している方は是非一度、一度お問合せください。

スペイシー100のエンジン周辺の磨き

長期放置車のファイナルギア付近の磨きを行いました。

放置車両は仕上げるにあたって、この部分は機能とは関係ありません。が、白サビがここまでひどいと他がきれいでも目立ってしまって印象も悪くなってしまいますので『おおまか』に磨くことにしました。

『おおまか』とはこれを本業にしている方もいる位なので。そういう方から見れば自分の作業は最初の方の段階と映るのではないかと思います。

アルミ合金の磨きはどこまででも磨けるので時間を30分と決めて磨きました。時間を決めて置かないと、磨けば磨くほどきれいになるので没頭してどんどんやってしまって費用対効果ならぬ時間対効果が悪くなってしまいがちです。

磨きました。30分程度ではこの位です。黒っぽい所など残っていますが、これ以上は時間に見合わない作業なので見切りをつけました。

最初が白サビだらけなので違いも分かりやすいです。画像でも違いが分かるかと思います。実物だと画像以上に違いを感じるのでこの程度の仕上げでも満足される方が多いです。

余談ですが、磨き続けると純正の新品部品の状態を超えて光沢がすごいことになります。純正部品でこうなると自分は不自然に感じてしまってあまり好きではありませんかねー

 

 

ドライブベルト(Vベルト)交換

ベルトの切れた画像

スクーターに乗っていて、突然減速してエンジンはかかっていて、アクセルを回すと回転は上がるけど少しも動きもしないという経験をされた方もいると思います。

初めての場合は混乱してしまいますよね。それは画像のようにベルトが切れたからです。

スクーターはエンジンのキックの奥のプーリーケース内で変速や動力伝達のためドライブベルト(Vベルト)が使用されています。

それが画像のように切れてしまうと上記のような症状がでます。

ベルトが切れてしまう原因は摩耗や経年劣化、プーリーのサビ発生によるベルトの削れなど様々です。

基本的にベルトを交換すれば直ります。

ドライブプーリーのサビ画像(サビ落とし前)

ドライブプーリーのサビ画像(サビ落とし前)

放置バイクだったこともあり、プーリーが錆びていました。

このサビ方だと、このサビがベルトを切ったのではなく、ベルトが切れて放置したらサビたのかな!?

ベルトの接触面にサビがあるとまたベルトが切れる原因になってしまいます。

そうでなくてもベルトを削ってスピードが落ちたり、変速がスムーズにいかなかったり悪いことしかないのでペーパーを当ててサビを落としていきます。

ドライブプーリーの画像(サビ落とし後)

ドライブプーリーの画像(サビ落とし後)

磨き終わりました。

ここ以外のサビもなかったので組み上げて終了です。

実際はついてでに駆動系部品のウエイトーラーやらクラッチやらの点検をしました。

ベルト切れた時の症状の場合、多くは『エンジンの始動はするが進まない』というものです。この場合はすぐにベルトが切れたな!って判断がつきます。

ただ、ベルトがクランクシャフト側に絡みついて『エンジンが始動しない』始動しようにも『キックもできなくなった』『セルも回らない』ということがチョコチョコあります。その場合には症状だけ聞くと『エンジン自体が焼き付いた時』と症状が同じです。

故障時にショップに簡単に症状だけ話してしまうと、『エンジン焼き付いてますね。買い替えの方が早いですよ』なんて返答もあるので注意が必要です。きちんと状況も含めての説明が必要です。

故障時に半キャップとかだと、ベルトが切れる時に『ブチッ』とか『バチッ』みたいか音が聞こえることもあるので、それが目安です。

2スト4スト、車種にもよりますが、50㏄だと最高速度が50キロ以下だとけっこうベルトは摩耗しちゃっています。切れてもおかしくないです。

それから、今回はかなりスマートに切れている部類です。粉々に砕けてたりもします。

悪い時にはベルトの繊維がクラッチに巻きついてしまってプライヤーで引っ張ったくらいじゃ取れないこともあります。

その場合には残念ならがクラッチの分解&組み立ての工賃が発生してします。

 

 

トゥデイ(AF61、キャブレター車)のパンク修理

タイヤ空気漏れ画像

ビード部分をよくみてください。

本日は数日置いていたら空気が抜けているというトゥデイの修理をしました。

まずはタイヤの接地面をグルリと見てクギなどが刺さっていないか確認します。

目視ではクギなどの異物は確認できませんでした。そして、空気を入れるバルブのゴム部分の亀裂もありませんでした。さらにバルブコアからのエア漏れもありませんでした。

ここまでの作業は乗る方が見ても分かるので空気漏れのある方は確認してみてよいと思います。

次にリムにグルリと台所用洗剤を付けました。すると画像のようにゆっくりと広範囲に泡が出てきました。

ホイールのタイヤが接触して空気が漏れないように密閉している場所、『ビード部分』にサビが発生してこの症状がでます。

この症状は、潮風のある海辺付近に住んでいたり、放置機関があってから久々にのった後から空気が抜ける場合にはよくある症状です。

タイヤ事態は損傷していないので、厳密にはパンクではありませんね。

多くの方がタイヤに問題があると思っていますが、廉価な鉄ホイールのスクーターはよくあります。

もしこのまま乗り続けてしまうと最悪、カーブなどで突然タイヤがパコっと外れて(ビードが落ちるといいます)転倒につながりとても危険です。

 

ペーパーを当てた後

磨く前のビフォーを撮影するの忘れてしまいましたが、目視ですぐにそれと分かるサビが浮いていました。

タイヤを取り外して耐水ペーパーを当て終わった画像です。しっかりとサビを落としていきます。

正直タイヤと同じ作業+磨き作業となるのでそこそこの時間はかかります。